さいせいしよう!
自然再生活動
わたしたちの取り組み
市民が中心になったアマモ場の再生活動は横浜から始まりました。現在では、むつ湾、松島湾、大阪湾をはじめ、市民が中心となって多様な主体が連携して行なう海辺の自然再生活動のお手伝いをしています。
#アマモ場
2001年から横浜のみなとみらい地区の海辺で、みんなといっしょにワカメを育てて、東京湾の恵みを味わいながら海をきれいにする「夢ワカメ・ワークショップ」を行なっています。
毎年、200名をこえる参加者が集まり、多いときには1トンをこえるワカメが収穫できます。収穫したワカメはその場で味噌汁にして食べるほか、参加者が持ち帰って家族全員で東京湾の恵みを味わってもらっています。
私たちは、2000年頃から横浜の海辺を中心に、地元の小学生や市民、企業、行政、漁業者などと連携してアマモ場の再生を中心とした海辺の再生活動に取り組んできました。
これらの活動は、みんなでいっしょに取り組むことで、海辺の自然だけではなく、地域のコミュニティや祭りなど地域社会・文化の再生、さらには最近注目されている藻場や干潟にたくわえられる炭素「ブルーカーボン」の拡大にも貢献しています。
国土交通省関東地方整備局が事務局となり取り組んでいる「東京湾UMIプロジェクト」では、金沢八景-東京湾アマモ場再生会議や横浜市漁業協同組合と連携して、セブンイレブン記念財団、味の素、東京ガス、東洋建設、高千穂、マルハニチロ、東京海上日動火災保険、日本テレビなど、数多くの企業といっしょにアマモ場の再生活動をしています。
また、アマモやワカメなど海の植物は光合成で海水中の二酸化炭素を吸収しますが、その後長期間にわたって海中にたくわえられる炭素は「ブルーカーボン」と呼ばれ、地球温暖化を抑制する二酸化炭素の吸収源として注目されています。
東京湾UMIプロジェクトで横浜ベイサイドマリーナ横に再生したアマモ場は、ブルーカーボンを対象としたカーボン・クレジット制度である「Jブルークレジット」で国内初の認証を受け、多くの企業がそのクレジットを購入してくれました。