べんきょうしよう!


環境教育・海洋教育・体験型環境学習


わたしたちの取り組み

01
環境教育

海辺とのふれあいや海の恵みを知ることで、生活の一部としての身近な海辺を感じてもらうため、学校教育と協力した海洋教育や一般市民向けの体験型環境学習を行っています。

#環境教育


02
海洋教育

私たちは、小学校から大学までの各発達段階に合わせて、「海に親しむ」、「海を知る」、「海を利用」、「海を守る」についての体験学習や講義を行っています。


#海洋教育


03
体験型環境学習

私たちは、海で起きている事を知り、人間の生活と自然との関わりの大切さを感じてもらうために、アマモ場再生活動や生き物観察、漁業体験などを通じた学習会を開催するとともに、全国各地の活動に協力しています。

#体験型環境学習


生き物観察会の様子


四方を海に囲まれた日本は、古来より海と深いかかわりを持ち、生活の一部として海と共生することで食料やエネルギーをはじめとした様々な恩恵を受けてきました。私たちの生活と海は切っても切り離せない関係にあります。

その海も、近年の開発などの人間の活動によって、本来持っている自然の再生能力を上回る事態が発生し、共存関係のバランスが崩れつつあります。

限りある海の恩恵を守り、次世代へ繋いでいくためには、子供たちも含めたあらゆる世代が海との関わりについて考え、知り、行動していくことが大切です。

2007年4月に制定された「海洋基本法」の「海洋に関する国民の理解の増進等」において、「国民が海洋についての理解と関心を深めることができるよう、学校教育及び社会教育における海洋に関する教育の推進等のために必要な措置を講ずるとともに、大学等においても海洋に関する政策課題に対応できる人材育成を図る」ことが定められています。

これを受けて設置された「初等教育における海洋教育の普及推進に関する研究会」では、海洋教育について、「人類は、海洋から多大なる恩恵を受けるとともに、海洋環境に少なからぬ影響を与えており、海洋と人類の共生は国民的な重要課題である。海洋教育は、海洋と人間の関係についての国民の理解を深めるとともに、海洋環境の保全を図りつつ、国際的な理解に立った平和的かつ持続可能な海洋の開発と利用を可能にする知識、技能、思考力、判断力、表現力を有する人材の育成を目指すものである。この目的を達成するために、海洋教育は海に親しみ、海を知り、海を守り、海を利用する学習を推進する。」と定義づけました。

四方を海に囲まれた国に住む日本人だからこそ、私たち一人ひとりが海とともに生きるという意識を持ち、未来の社会を担う子供たちにバトンを渡していく機会が必要です。

スノーケリング体験

私たち日本人は、古来より海と深いかかわりを持ち、生活の一部として目の前の海から食料をはじめとした様々な恩恵を受けてきました。

そんな私たちの生活と切っても切り離せない関係の海ですが、高度経済成長に伴う物流機能や防災(水防)機能向上のための多くの浅場が埋め立てられ、海の自浄機能低下、水質や底質の悪化が深刻化し、目の前の海に近づきにくくなりました。

一方で、人間社会の発展は、便利さとともに消費文化が形成され、日本全国や世界各国から季節や場所に関わりなく容易に食料を手に入れることができる様になりました。

また、情報化社会の発展は、手軽に情報を得られる反面、判断の依存性を高めてしまうことになり、自らが確かめる機会の低下に繋がってしまっています。

このような生活に馴染んでいく中で、目の前の海を意識する機会激減し、いつしか人間と海との間に大きな隔たりができ、人間の海に対する関心を薄れさせていくことになりました。

私たちは、様々な体験を通じて人間と海を含めた自然との“本来あるべき関わり方”を知ってもらう活動を行っています。


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